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2021-06-04

新入社員 研修紹介③

こんにちは。新入社員のNです。
今回は、検査係での新入社員研修の様子を紹介していきたいと思います。

これは、樹脂分別のためにハンマーで樹脂を破壊している様子を撮影したものです。
樹脂とは、ボルトを細かく切断したものを黒いパウダー状のもので周りを
円柱状に固めたもので、ボルトの内部を顕微鏡で観察しやすくするために作成するものです。
一定期間保存した後は、このように破壊して、ボルト部分と黒い樹脂部分を
分別して処分しています。

写真はありませんが、検査係にはボルトを切断するための専用の機械がいくつかあります。
人力では切断できない硬いボルトを、手を添えているだけで簡単に切ってくれる機械です。
火花が飛び散るため最初は少し怖かったですが、
慣れてくるとスムーズに作業に取り組むことができました。

また、ボルトを検査するうえでかかせない「のぎす」と「マイクロメータ」という
測定具の正しい測定方法を、半日間の実技講習で教えていただき、
実際に栓ゲージ(ねじ加工が決められた通りに行われたかどうかを検査するために使う工具)や
ボルトの軸外径やネジ外径などを測定したことがとても印象的です。
どちらの測定具も初めて触ったものだったので、
最初の頃は測定するのがとても難しかったですが、
測定具と測定対象物の安定した持ち方を教えていただいたことにより、
だんだんと数値を正確に測定していけるようになり嬉しかったです。